28年前に若気の至りでカルチェ サントス オクタゴンを購入し、長年愛用をしていたのですが、15年ほど前に寝起きで寝ぼけていてベッドサイドに落ちていたのに気付かず、上から思いっきり踏みつけてなんと金属ベルトを切ってしまいました。

一度は溶接修理に出してはみたものの、ぱっと見は綺麗に直りましたがあっという間に切れてしまい、日常での利用にはもう耐えられないとして修理を完全に諦め、それ以降は箱に仕舞いこんでおりました。

さて、月日は流れて幾星霜。そういえばと思い出し、なんとか安価に直せないものかと考えていた私。普通の革ベルトでも付ければ良いのではなかろうかと思い、早速ネットで調べてみると、ごく少数ながら事例があることを確認。それならばやってみよう!とまずは金属のベルトを外すことにチャレンジしたわけです。

言うが安し行うは難しとは良くいったもので、金属のピンを強力に押さなければ外れないようでなかなか難しい。必死になって片側を抜いたところでGiveup。近くの時計屋さんのお世話になることといたしました。やはり専用の工具などが無いと厳しかったです。それに目も悪くなって細かい部分がなかなか見えません(苦笑)

これが革ベルトを取り付けたオクタゴンの写真です。
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ベルト幅(16mm)とぴったりに合わせることで、意外にもなかなかおしゃれな雰囲気にもなりました。そんなに酷い出来ではないかと思うのですがいかがでしょう。日常的な利用も十分に可能となりましたので個人的には大成功だったと思っています。

ということで、カルチェのサントスなどでベルトが切れている方は、普通の革ベルトに交換して使うという手が残っていますので、ぜひチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。

ベルト交換と同時に電池も交換していただいたのですが、何の問題もなく時を刻み続けています。この時ばかりはムーブメントが信頼の日本製で良かったなあとつくづく思いました(^^♪