シャープ、ソニー、パナソニック、日立、東芝など、国内の大手テレビメーカーが軒並みピンチになっている。
サムソンやLGなどの韓国に負けたということになっているが、どうして製造原価割れで、赤字になってまで安価に売らなければいけないのだろうか。国内の全メーカが、赤字になるような価格で競争しても仕方あるまいに・・

まあ一言で言うなら、国内は人件費が高く製造コストが韓国よりもかかり、海外へ輸出しても円高の影響で利益が得られず、ウォン安の韓国とは競争になりえずにシェアを奪われ、頼みの綱の国内もエコポイントにより重要を先食いをしてしまったために新規需要が減って売れなくなった、ということだ。

昨年の地上デジタル放送の開始にあわせて、国のエコポイント制度により、確かにTVの買い替えは進んだが、それは単なる需要の先食いであって、まあその煽りを食らっているだけのようにも見えるが実際のところはどうだろうか。もしそうなら、本来はそれを見越した生産計画であれば良いはずだ。

先日はロンドンオリンピックが開催されたが、それによるTVの特需などはあり得ないと自分は思っていたが、案の定売れなかったそうだ。売れると考えていたのなら計画が甘かったということだろう。

エコポイントのようなばら撒き方の減税は、一時的な痛み止め程度の効果しかなく、その効果が切れると激痛がくるという、まるで末期のがん患者へ処方するモルヒネのようなものではないかと自分には思えてならない。

また、今の行き過ぎた円高は適正なレベルにまで戻さなければ、輸出産業は国外シフトを加速するだけで、ますます失業者が増え、国内消費は落ち込んでいくだろう。

家電メーカーがこうしてガタガタになったが、次はいよいよ自動車メーカーか。

エコカー減税が終わったらこの先どうなるのだろう。
そして次は消費税8%が待っている・・

我が家の車は新車で購入して6年経過したところ。
10年は乗るつもりだが、その次はいよいよ軽自動車へダウンサイジングかな(苦笑)