第1四半期が終わり、上期もいよいよ後半戦に入りました。 やるべきことをしっかりとやって成果に結び付けていくのはどこの企業でも同じですね。私もしっかりとやってきたいと思っています。

どうやら官公庁ではボーナスが出たそうですね。おめでとうございます。我々中小企業では予定通り出るとは限らないので、そもそもアテにはしていないのですが、社員、経営者ひとりひとりの努力の結果なので、少しでも支給されることになれば有り難いなあと思っているわけです。あ、もちろん感謝するのはお客様に対してですよ。

決して豊かとは言えない暮らしであるにも関わらず、高速料金無料化実験の終了や子ども手当の終了、それから諸費税のアップや電気料金の値上げと暮らしを脅かすことが次々と決められています。
景気の回復には消費マインドを高めなくてはいけないとは知りつつ、この先を考えるとおいそれとお金は使えないと思いますから、できるだけ出費を抑えて自己防衛をし、耐えていくしか対処方法はありません。

国に目を転じますと、TPPへの出遅れにより、国内製造業が受けるダメージは産業の空洞化を更に一段と進める結果となるでしょうし、海外シフトを進めれば進めるほど国内の設備投資も減り雇用も減りと、日本そのものが衰退化してしまいかねない状況に今は直面していると思えます。
逆にTPPに参加すると国内の農業が壊滅的な打撃を受けるということで、これに反対する方達の気持ちもよく分かります。TPPに参加しても参加しなくても亡国となると一体全体どうしていくのが良いのでしょうね。

何が根本的な問題なのか、というと素人考えながら円があまりにも強すぎるのが問題なのだと思うのですけどね。この期に及んで1ドル≒80円って少し高過ぎやしませんか?

円安にシフトすると、製造業は輸出で稼げるようになるし、外貨預金も国内に戻ってくる。国内の設備投資が増えるので市中のお金の動きが良くなる、働いている人が増えれば使うお金も増えるので景気もまたよくなる、と思うのですけどね。それから
外国人観光客も増えるでしょう。また、輸入農産物に関しても円安であれば高値になりますから、国産品も勝負出来るようになります。品質面では明らかに国産の方が上ですから恐らく農業も守られると思います・・

こうして考えるとあきらかに円安のほうが良いように思えます。デメリットとしては原油やレアメタル等の輸入に頼っている貴重な資源の購入が辛くなる点くらいではないかと。(もちろんそれも重要ではありますが)

ただ、ここで問題となるのは金利です。金利が上がれば国が国民から借りている巨額の借金がものすごい勢いで膨らんでいき、返せなくなるリスクがあるということを忘れてはいけないのです。
財務省が必死になって低金利政策を延々と続けているのはそれが理由というわけですね。
低金利だから貯金しても仕方がないよ、と言っては市中の金が株や外為に投資されているわけです。これって財務省の狙いなのかな。金利があがればそんな博打をしなくともある程度の貯金があれば年金だけでも安心して食べて行けるのだしね。
あ、でも住宅ローン等を持っている人にとっては辛いか。返済額が増えてしまいますよね・・。
でもその分収入も増えるのであれば何の問題も無いのかも・・。
昭和40年以降の高度成長期にはどこもそんな感じでしたね。少しインフレ気味のほうが良いというのはそういうことなのです。

結局は国を維持するために我々庶民の暮らしを犠牲にしているとしか思えなかったりするわけです。そもそも国って国民のものなんですけどね・・。