私は以前(20年近く前だが)、某自動車メーカー系列の部品メーカーに勤めていたことがあり、今でもその企業に勤めている友人達と交友関係にあるのだが、最近では仕事が無く会社も暇になっているのだそうだ。

例外を除き、国内外での自動車販売が伸び悩んでいるのだから当然そうなるのだろう。

ただ、これが一時的な問題化といえば決してそうではなく、日本の自動車産業の根底から揺るがす大問題に発展しかねない状況なのだ。

中国での自動車販売は全世界で唯一大幅に伸びている。となれば自動車本体もその構成部品の生産も必然的に中国にシフトしていくのはあたりまえの話となる。

このままでは国内産業の空洞化が進み、失業者に世の中にあふれてしまうのは間違いない。そしてその失業者を吸収できる産業はもうほとんど無いと言える。その結果、国内消費は急激に落ち込んでゆくことになるだろう。

そんな大きな危機が目前に来ているにも関わらず、現政府は何の手も打てないでいる。 いや、その危機感すら持っていないように思える。

このままでは日本の未来は無いだろう。

ダイヤモンドオンラインの記事を読んで、まさにその通りだと思うので紹介しておく。

http://diamond.jp/series/ecocar/10019/