今月26日(水)27日(木)の両日に渡って、夕張と札幌を舞台に【三方良しの公共事業改革推進コンファレンス2008】が開催されるようです。

三方良しとは、【売り手良し、買い手良し、世間良し】ということで、当事者だけではなく、そのことが社会全体の幸福につながらなくてはいけないという、江戸時代における近江商人の経営理念に由来するのだそうです。
本来は、売り手だけが儲かれば良いはずですが、それでは商売が長続きしないと考えたわけです。この理念を掲げることで、日本全国まで商売を広げることが出来たのでしょう。流石は近江商人ですね。

そして、そのことを公共事業に置き換えたのが、今回ご紹介する【三方良しの公共事業改革推進コンファレンス】というわけです。ここでの三方とは、【建設会社、官公庁、地域住民】ということになります。

では、一体なぜ改革が必要なのでしょうか?今までの有り方では問題が有ったということなのでしょうか?そのことは今回のコンファレンスに参加することで、きっと理解が進むのではないかと思います。

残念ながら26日(水)は定員一杯とのことですが、27日(木)は会場のキャパシティが大きいため、未だ入れるようです。建設業とは関係無い方も、この機会にぜひ聞きに行ってはいかがでしょうか?特に、TOC理論の提唱者であるエリヤフ・ゴールドラット博士の記念講演も行なわれますので、またとない良い機会となるでしょう。

☆27日の内容

【基調講演】日本全国、そして世界に広がる「三方良しの公共事業改革」
ゴールドラットコンサルタント日本代表 岸良裕司氏
世界各国からの参加者のコメント、ビデオレターを紹介

【講演】「公共事業の原点回帰とワンデーレスポンス」 
国土交通省 技術調査課 課長 前川秀和氏
来年度から全工事を対象にしたワンデーレスポンス実施について

【講演】「北海道開発局ワンデーレスポンス活動報告」
北海道開発局 技術調査課技術管理企画官 坂場武彦氏
過去3年間の活動評価と課題、問題提起から今後のワンデーレスポンス活動の方向性に
ついて

【特別記念講演】「品質をプロセスでつくりこむ公共事業」
~トヨタ生産方式の育ての親 大野耐一から学ぶ~
 中部品質監理協会会長 大西匡氏

【事例発表】
・事例1
 札幌開発建設部岩見沢道路事務所 第2工事課長 田原庸弘氏 
 株式会社 砂子組 取締役土木部長 近藤里史氏
・事例2
 中部地方整備局 名四国道事務所調査課 山内扶美氏
・事例3
  群馬県県土木整備部監理課建設政策室 技師 高澤太陽氏

【パネルディスカッション】「現場力が三方良しを創る」
~現場力の執行力向上に向けて、公共事業の問題提起と解決の方向性~
コーディネーター:
高野伸栄氏 北海道大学工学研究科准教授
パネリスト:
大西亘氏   国土交通省官房技術調査課管理企画室長
石田悦一氏 北海道開発局事業振興部技術管理課課長 
西山英勝氏 株式会社日刊建設通信新聞社取締役社長
砂子邦弘氏 株式会社砂子組代表取締役

【記念講演】TOC理論の生みの親、ゴールドラット博士による記念講演
エリヤフ・ゴールドラット博士

 【トークセッション】公共事業の原点回帰「三方良しの公共事業改革推進」の重要性と
現状の課題を踏まえ、今後に向けた継続的改善マネジメントについて 
国土交通省北海道局長 奥平聖氏
フリーアナウンサー 真砂徳子氏



<日時>
H20年11月27日(木)10:00~17:35

<場所>
かでる2.7(かでるホール)
〒060-0002 
札幌市中央区北2条西7丁目
Tel.011-231-4111/Fax.011-271-9827

◆JR 札幌駅
◆地下鉄 さっぽろ駅(10番出口)
◆地下鉄 大通駅(2番出口)
◆地下鉄 西11丁目駅(4番出口)
◆JRバス 北1条西7丁目(停留所)
◆中央バス 北1条西7丁目(停留所)

<主催>
北海道建青会、三方良しの公共事業推進研究会
http://www.sanpouyoshi.jp/

<後援>
国土交通省北海道開発局、(財)建設業振興基金

<協賛>
北海道建設新聞社、日刊建設通信新聞社、日経コンストラクション

<お問い合わせ先>
三方良しの公共事業研究会 北海道担当 
株式会社 砂子組内 「三方良しの公共事業改革推進」コンファレンス事務局 熊谷さん
Tel.0125-65-2326 Fax.0125-65-5688