昨日、私が訪問した建設会社様も本日検定ということで、電子納品データの作成に大わらわでした。
電子成果品の作成方法とCALSMASTERの使い方を多少アドバイスをしてあげたのですが、無事に完了したということで、先ほどわざわざ私まで連絡をくださいまして大変喜んでおられました。

こういうのはとても嬉しいものですね。営業マン冥利に尽きるというものです。

この工事は、北海道開発局の発注工事でしたが、発注図面がDWGでしたので、完成図面をDWGままで納品であり、残念ながらSXFは利用されませんでした。
 

このような現実を目の当たりにしますと、国交省の目論見通りにSXF化、並びにCAD製図基準(案)の普及にはまだまだ時間がかかりそうだと思えます。

やはり発注者側の対応方法に、CALSがなかなか進展しない原因があるのは否めないでしょう。

そんな状況を打破すべく、国総研が解説書を作成してくれました。

「SXF利用者のためのCAD製図解説書」というのがそれです。

http://www.nilim.go.jp/lab/bcg/siryou/tnn/tnn0403.htm

国総研資料 第403号

【資 料 名】  SXF利用者のためのCAD製図解説書

【概   要】  本研究では,次のことを目的に「SXF利用者のためのCAD製図解説書」を作成した。

 ・再利用しやすいCADデータの作成方法を解説する。
 ・CAD製図基準(案)に記載されているCADデータの表記規定やS
  XFの特徴を解説する。
 ・SXFによるデータ交換を考慮したCAD製図の留意点を解説する。

【担当研究室】  情報基盤研究室




執筆者には、OCFの大野氏ほか、私が以前にお会いしたことがある方の名前が多いのでびっくりです。皆様、ありがたく利用させていただきます。