カルゴンです。
 

SFの世界でたまに使われる言葉として、「エーテルEther)という言葉があります。小説では、「レンズマンシリース」で、アニメでは、「トップを狙え!」で、宇宙空間を満たしている物質のことを指します。
 

これらのSF映画やアニメで宇宙船が船の形をしているケースが多いのは、文字通り宇宙を海に例えているからで、この海が何も無い完全な無の空間であるよりは、なんらかの物質に満たされていると仮定するほうが、見るもののイメージ的にも想像にも、良い影響を与えるということで想定されたのではないか、と推察されます。

松本零二氏の描く漫画なんかはまさにそうですね。
うちゅうのうみはおれのうみ〜♪って。

ところで、このエーテルという言葉、私達が普通に使っているLANの世界でも使われているのをご存知でしょうか?
 

イーサネット(Ethernet)は、このエーテルから取ってつけられた名称なんだそうです。意味は、「どこにでも存在するもの」ということで、まさに無の宇宙空間にも存在する物質のように、どこにでもLANを普及させようという思いが、この単語を採用した理由なのでしょう。
 

近年では「ユビキタス」という言葉が多く取上げられますが、こちらは「意識しなくとも恩恵がある技術や環境」のことを言います。

そうすると、このユビキタスが現実のものになってくる上で、イーサネットが果たした役割はとても重要なものだと言えるでしょう。ネットワークがなければ意味がありません。スタンドアロンのPCが何台あっても情報の共有は無理なのですから。

そういう意味でも、今のITやCALSの活用ができるようになってきたのは、すべてこのイーサネットが普及したおかげなのですね。


「一見何も無いけれど何かで満たされているに違いない」というエーテルの考え方、自分には想像もつきません。
やはり画期的な技術が生み出される背景には、発想の転換というのが大変重要なんでしょうね。

そんな偉人達のおかげで、私のような凡人でもこうしてブログを更新したりできるわけです。