カルゴンです。

「人体の不思議展」ってご存知ですか?

献体された死体から水分を抜き取り、かわりに樹脂を浸透させて固めて、体内を良く見えるように加工した標本、といえば判りますかね。

その標本が、4月28日(土)から7月1日(日)まで、札幌で展示されることになりました。札幌では2回目の開催で、前回は2004年に来ているようです。
 

自分は、9年ほど前にパシフィコ横浜で、6年程前に東京国際フォーラムで、それぞれ見ているのですが、今回も期中2,3回は見に行こうと思っております。
 

献体された方の尊い気持ちを受け止めなければなりません。横浜で見たときは主に白人系の献体が中心だったのですが、東京で見た時は中国人の献体が中心でした。今回はどちらなんでしょうか。
 

また、この技術のことを以前はプラストネーションと表示されていたのですが、東京ではプラストミックとの表記に変更されていましたね。

人の遺体を利用した標本を白日の元に晒すのですから、この展示の主催者に、良心の呵責などは無いのだろうかとか、これでいくら儲けているのだろう、とか人体以上にいろいろと疑問は尽きないのですが、自分も一皮向けばおんなじなわけで、そういう意味でも本当の自分自身を知るために、そういう邪推は一旦置いておいて、展示内容をじっくりと見学しようと思っています。
 

最も印象に強く残っている標本は、若い妊婦さんのもので、腹部の子宮内に胎児が入っていたものです。
どうして亡くなられたのか、妊娠した状態なのに、献体に同意して死ぬなんてことが本当にできるのか、今でもこのことを思い出すと考え込んでしまいます。

自分が死んだ時に、はたして体だけこの世に残し、いつまでも人の目に晒されることが出来るだろうか・・・ちょっと考え難いですね。

この標本、東京ではお目にかかれなかったので、札幌に来てくれると嬉しいなと思います。もし来てくれたら9年ぶりの再会です。
 

人体の不思議展、一度も見たことが無いという方、私はお勧めしますよ。
ご家族でぜひご覧ください。私も子供をつれて見に行きます。ぜひ人体という小宇宙をその目で確かめてください。
 

詳しく知りたい方はこちらから
http://www.stv.ne.jp/spica/event/jintai2007/