DWGファイルと言えば、国際的にもデファクトと言っても良い程普及しているAutoCAD用のフォーマットです。
国内外のCADベンダーは、この壁を突き崩そうとしてDWG互換を謳ってのCADを必死でリリースしているのですが、なかなかAutoCADの独壇場を脅かす存在にはなっていません。まあ、Autodesk社にしてみれば、勝負はすでに2Dではなく、3Dだということだからなのでしょうけど。

なので、当面はAutodesk社優位のまま進むのだろうなあ、と思っていたところに、突然現れたのがこれ。フランスのダッソー・システム社のDWG互換CAD「DraftSight」。

PIC0059H

ダッソーってあのダッソーですよ。間違ってもダイソーではありませんからね(笑)。
ミラージュ戦闘機と言えばわかりますか?

その航空機等の設計用CADであるダッソー社の「CATIA V5(キャティア V5)」は、トヨタ自動車はもとより、日本を代表する製造業等で十分な程の実績があるわけです。
そんな企業から無償でリリースされるわけですから、国内のCADベンダーは大変になってしまうのではないでしょうか?

PIC0059I

今回、正式にリリースされたのはwindows版です。MAC版、LINUX版も同時にリリースされていますが、こちらはβ版となっています。

GUIはAuotCADに似ていますが、全く同じというわけではありませんので多分慣れが必要でしょう。
また、読み書きできるDWGの形式はかなりのものです。
R2000〜R2010まで自在に選択出来ます。

キャプチャ

それから、AutoCAD以外のCADで保存されたDWGについては文字が化けたり、ハッチングが消えたりと、多分問題が出るように思います。(根本的な原因はDWGのデータ仕様が非公開だということになるのですけどね)

とは言え、土木建設業界の方にとっては、現時点で非常に嬉しいCADとなるのでは無いでしょうか?
SXF非対応の自治体はもとより、CAD製図基準対応が謳われている自治体でも、変換ツールを1セットだけ持っていればそれで対応出来てしまいますから・・。

ということで、国内CADベンダー各社は、革新的な付加価値を今後は用意しないと厳しくなってきそうです。

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