genba21

カルゴンのガラパゴス日記

世の中の進化に適合できない管理人「カルゴン」が、ビジネスの亊から日常の出来事などを徒然なるままに書くブログです。ちなみにガラパゴス諸島には行ったことはございませんので悪しからず。

CALS

27

JACICよりCALS/EC理解度チェックソフトが一部公開されました


PIC0059G.JPG



JACICさんより、CALS/EC理解度チェックソフトが公開されていますのでご案内します。

このページの一番下のボタンをクリックしますと別窓が開き、テストが開始されます。 IEに合わせて書かれているようで、GoogleChromでは起動しないようですのでご注意ください。



ところで、最近はCALSという言葉をあまり聞かなくなってきたように思います。



仕事柄色々な地域の建設業の方、業界団体の方と意見交換を行う機会が多いのですが、CALSに対する評価はあまり高いようでは無さそうです。特に電子納品に関して言えば、自治体によっては国のルールを古いまま使っていたり、あげくの果てに完全無視を決め込んでいるところすらあるようです。



今後一体どうなっていくのでしょうか・・・。



10

CALSはもう終わったのだろうか

CALS/ECの目的はもう達成できたのだろうか。特に電子納品については、電子化の意味を見出すところにまで、はたしてたどり着いているのだろうか。2010年には全市町村で導入され利活用されるというのが国交省の描いていた絵ではなかったか。
 

自分の身の回りの市町村を見回してみても実際の運用が始まっている自治体はほんの一握りだ。
 

真剣に導入した都道府県での実態はどうか。CALS/ECの資格であるRCEやRCIの取得者を評価しながらも電子納品は導入しないと宣言している自治体もあるそうだ。激しく矛盾したことをやっているとは全然認識できていないのだから恐れ入る。
 

今に始まったことではないが目的がねじ曲がった方向に向いてはいるように思うのである。最近の状況をみていると、CALS/ECについてはどうやら根本的に見直す時期に来ているとしか思えないのだ。

はたして、こうなってしまった責任は一体どこにあるのだろうか。自分の考えではあるが原因は3つくらいに分かれると思っている。
 

一つ目は一部の建設業向けのソフトウエア業界が欲を出し過ぎたのではないかということ、二つ目は土木施工会社に高度な電子成果品を求めすぎたこと、そして3つ目は発注官庁側の無理解だ。特に3つめの発注者側の無理解はいつまで待っても直ることが無かった。なにしろ2年ごとに転勤で担当が変わるので、真剣に覚えようとはしていないのではないかと思うことさえあった。
 

今では、官民の癒着などはありえない時代になってきたのだから、転勤のスパンをもっと長くしてもいいのではないだろうか。職員の転勤には毎年かなりの税金が使われてから、その削減にもなる一石二鳥のアイディアだと思うがいかがだろう。
 

また、我々ソフトウエア業も果たして適切な価格でのビジネスをやってきたのだろうか。
 

私の手がけてきた写真管理ソフトや電子納品支援ツールなどは、普及の段階になった時点でかなり安価にはなってきたが、自分の中ではもっともっと安くしたいと思っていたのだ。
 

市町村工事でも電子化が進むのであれば、全国で55万社あると言われる巨大な市場が誕生するからだ。ところが現状では、全国でせいぜい2万社程度の建設会社に電子納品の必要性が生れた程度に留まっているだろう。その結果2万社の顧客を数十社あるといわれるソフト会社が奪い合う構図になってしまったのだ。
 

その中でも特にCADソフトに関してはとても可愛そうだ。OCFが音頭をとって大々的に普及させようとして企画したSXF。難しいOCF検定をパスしなければならず、どこのCADベンダーも莫大な開発費を掛けて対応したののだろう。で、ライバルはグローバルスタンダードである巨大なAUTODESK社。
 

このままでは国産CADは全滅してしまう。おそらくそういう恐ろしさがあったのだろう。みなで団結して対抗しようとしたわけだ。そうして作られたのがSXFであり、OCFなのだ。
 

更にフォーマットだけではダメで、線種や色、レイヤーまでもすべて決めておくと、自動積算も可能になるということで、CAD製図基準(案)が誕生した。
 

そうして、細かいところまで決めてしまったので作図にエライ手間が掛ることになってしまった。忙しい現場の代理人はそこまでのことを対応するのがなかなか難しくなってしまったし、チェック機能や自動変換機能といった、本来のCADの性能とは全く違う部分で評価がされてしまうようになってしまった。
 

無論そんなCADが大量に出回るのであれば、ビジネスとしても大成功だっただろう。
 

ところが、実際の現場ではほとんどの現場代理人が自ら図面を描くことが出来なくなってしまったのだ。あまりにもルールが細かすぎて、本来の施工を行いながら図面を作成するためには、ずっと現場事務所に籠って図面を描く技術担当を置かねば対応するのが困難になってしまったからだ。
 

人を増やせばと当然工事の利益率が落ちてしまう。なので、新ビジネスとして生れてきたのがいわゆる電子納品支援業者である。実際に今では完成図面についてはほとんどの現場で外注化して対応しているのではないだろうか。
 

技術が売りのはずの建設会社だ。本来は自分の会社が施工した図面は自分で描かなければならないのに、こうして今ではすべて外注に書いてもらうという本末転倒の状況になってしまったのである。
 

中には外注に描かせて発注者へ納品した完成図面データを自ら開くことすらできない建設業者が存在するのだ。なので、当然CADはなかなか売れないのである。
 

結果的には、CADを購入して一生懸命に使っているのは電子納品支援業者だけとなってしまった。実際の建設業者はSXF対応CADを数ライセンスだけ持っていれば事足りる。
 

ということは、CALSの導入によってCADベンダーの経営を厳しくし、更に建設会社の図面作成レベルを引き下げてしまったとは言えないのだろうか。
 

さらに、発注者側の対応がとても遅く、CALSを推進しなくてはならない立場の発注官庁からは今になってもAutoCADの図面が提供されてくるような始末だ。しかもいざ蓋をあけてみると、SXFよりもAutoCADのデータのほうが軽くて便利だったとみな気がついてしまったという。大々的に謳っていた自動積算という未来像は一体どこに行ってしまったのか。
 

あげくのはてには発注者側が違法コピー版を使ってまでしてAutoCADに固執していたという某自治体が有ったのだから、もう何をかいわんやである。
 

やはりCALSはもう終わったのかもしれない。なんだか10年に亘って壮大な茶番を見てきたかのようだ。

で次はどうするだろうか。ICT利用による情報化施工の普及が次の狙いだとは思うが、電子納品よりも数段高度である。電子納品ですら上手くいかなかったのに、そう簡単にはいくまい。
 

はたして普及するのかどうか、これからも勉強するとともに見守っていこうと思う。

24

CALS/EC MESSE 2010は中止となるらしい

仲間内での話題で恐縮だが、毎年1月に東京で開催されているCALS/EC MESSE ですが、どうやら中止になったそうだ。私も参加させていただいている建設ブロガーの会も例年これに合わせて開催されてきただけに、非常に残念な知らせとなった。
 

何しろ、CALS/ECの目標は、2010年を一区切りとしてたはずだ。2010年には全自治体への導入が完了するはずであった。もし、本当にそうなっているのであれば、今回のCALSMESSEはそれはそれは華々しいイベントになるはずであった。
 

だが、現実はどうか。


実体は言わずにも判る通りだ。市町村レベルにまで普及したとはとてもじゃないが言えるレベルにない。
 

今回中止になったという噂では、出展企業が集まらなかった、とか公共事業予算の削減の煽りだとか、国交省の官僚達が目立つイベントを控えたかったからだ等の様々な憶測が飛び交っている。
 

中止となるのであればそれはそれで仕方がないが、このままCALS/EC自体が衰退化してしまわぬよう、国は配慮してほしいと思う。特に基準類については従来からあまりにも国中心で考えすぎており、各自治体で採用しようにも実態に合っていない等の問題があり、独自ルールを作る必要があるなどCALS/EC導入に際して苦労を強いている場合が多い。これが電子納品普及の阻害要因のひとつになっているのは間違いない。
 

また、従来使っていたCADを捨てて新たにSXF対応CADを導入したものの、それを十分に活用できていないというケースもあるようだ。結果として捨てたはずのCADを違法コピー状態で使い続け、正規で購入するよりも高い金額を支払ったという自治体さえもある。
 

このような中でも、国によってCALS/EC導入への梯子が掛けられて、自治体も建設会社も皆一段一段と上ってきたわけであるから、この梯子を守り、より太くしていくのは国交省の重要な責任である。現政権がどうあれきちんと対応していって欲しいと思う。
 

そもそも出展者が年々減って来ている理由としては、電子納品分野において関連商品を開発、販売を行っているITベンダー、ソフトベンダーの収益が上がっていないのが原因だ。売れなければ真っ先に削るのは広告、宣伝費用だからだ。
 

皆、国交省の音頭に乗って莫大な投資を行い開発を行ってきた企業なわけだから、国交省には電子納品の全国的な普及を図るための努力を行う責任があると言えよう。その上で各ベンダーを競争させ、適切な価格、機能の商品が残るようになれば健全な市場の育成にも繋がるだろう。
 

もし来年が中止であったとしても、再来年(2011年)には再びCALS/EC MEESEが開催されることを期待したい。

記事検索
今日は何の日
月別アーカイブ
関係先リンク等
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最新コメント
お勧めの本

Twitter プロフィール
google検索
カスタム検索
ギャラリー
  • 渋谷のロンドンバス
  • うちの猫
  • 粋な遊び
  • イザベラ・バードを読む
  • ブレストランもしくはおっぱいレストラン
  • ブレストランもしくはおっぱいレストラン
  • ブレストランもしくはおっぱいレストラン
  • 宇宙戦艦ヤマト2202第一章を観た
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 川湯温泉に行ってきた
  • 十勝清水町の美味しいお蕎麦屋さん
  • 生まれ変わりつつある渋谷から
  • EaseUS Todo Backup9.3を使ってみた
メール送信フォーム




QRコード
QRコード