北海道庁が違法コピーソフトを4,700本使っていたとして、メーカー側にライセンス料金を支払うことにしたそうだ。
 

さて、この事件の被害者は一体だれでしょう?


私は、納税者全員が被害者だと思う。OFFICE関連のソフトなら、PC導入時にバンドルされているものを選んで買えば安く導入できるし、また最近では、OpenOfficeのような無料で使えるOfficeSuiteもそれなりに使えるようになってきているから、それを採用するという方法もあるのだ。

業務用のCADソフトなども適切な入札を行ってから導入すればよろしい。1円で入札してくるCADベンダーもありそうだ。
 

このことで、メーカーであるマイクロソフトもオートデスクも全く営業せずに大金が転がり込むのだから、決して被害者とは言えますまい。そもそも、ソフトメーカー側もコピー防止用の自衛手段を行っておく必要があるのだ。外出する際に、玄関にカギをかけなかったのと同じこと。いや、女性がすっ裸で外を歩くのと同じ位に危険性があるということは、すでに十数年も前から判っている事なのだ。


このように違法コピーを散々容認(簡単に出来るようにしておいて)あとで一気に回収するというのは、歴としたビジネスモデルと言えるのかもしれないなあと思うのは、苦心惨憺ソフトを売り歩く一営業マンの戯言である。
 

道庁の違法ソフト4700本 1億4千万円新規購入へ
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/199946.html


パソコンソフト不正使用 北見市でも56本
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/200968.html


違法コピー今後は処分 道副知事
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/200603.html

いずれも北海道新聞(どうしんウエブ)