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カルゴンのガラパゴス日記

映画

3 10月

涙腺崩壊!映画「はやぶさ/HAYABUSA」を見てきた

先日の日曜日、朝からワーナー・マイカルシネマズ妙典で、話題の映画「はやぶさ/HAYABUSA」を観て参りました。
ある程度ははやぶさに関する知識はあると自負しておりまして、実際に地球へ帰還した際のあまりにもそのドラマティックな工程や最後の姿に、こみあげるものを抑えきれずに感動の涙を流してしまった事を今でも時々思い出します。
そんな感動的な「はやぶさ」が映画化されることになったわけですから、もう楽しみ出楽しみで仕方がありませんでした。公開を今か今かと待ち焦がれていたというけです。

あまりに期待値が高すぎるとその反動でとてもがっかりしたりすることが良くあります。(最近の例では宇宙戦艦ヤマトがその代表)
そのことを反省し、あまり期待しないようにして観に行ったのですが、なんのなんのもう感極まって涙腺が決壊すること5回位。いやあ、実に素晴らしい映画でございました。

内容についてくどくどとは書きませんが、ぜひ観ることを皆様にお勧めします。単なるドキュメンタリーでも十分にドラマティックなのですが、映画として観る者を十分に楽しませてくれる工夫もあって、2時間20分という長尺にも関わらず最後の最後まで飽きさせないのは流石でした。また配役についてもとても素晴らしかったです。

特に無名の役者さん達がとてもリアルでした。コマンドの送信風景、「3、2、1、0 はい、送信しましたー」には、人工衛星に指令を送る方法なんて今まで考えたことも無かったのですが「なるほど〜」と思いました。あんな遠距離にあるものに、地上から指令を送ること一つとっても凄い事ですよね。

それから、主役クラスの役者さんもそれぞれ良い味を出していましたね。表現がオーバーかな、と最初は思う場面もありましたが、最後にはいやこれはこれでいいんだ、と思うようになりましたよ。少なくともジャニーズの学芸会的なノリでは無かっただけでも良かったと思います(笑)

まあ、欲を言えば地上に帰ってくる時の盛り上がりがもう少し有ってもいいかなあとは思いましたが、これ以上盛り上がってしまっては大声をあげて泣いてしまいそうだったので、自分にとってはこれで良かったです(笑)

とにかく何度も何度も感動を味あわせてくれる作品でした。予算が少ないなど苦しい立場にある宇宙開発事業ですが、これからも日本が先進国で在り続けるためにも、粛々と成果を出して行って欲しいと願わずにはいられませんでした。ま、そう思わせるのがこの映画の真も目的かもしれませんけどね(笑)

でもいいんです。JAXAを始め日本の宇宙開発に携わっている企業の活躍をこれからも応援していきたいと思います。ということで私が近年観た映画の中ではベスト1を付けたいと思います。本当に素晴らしい映画でした。
17 12月

宇宙戦艦ヤマト実写版を観てきた(後編)

先日の忘年会でも力説してしまったが、Space Battle Shipヤマトのダメ出しを続けよう。今日は物語そのものがそもそも破綻している点を説明したいと思う。
 

脚本を書いた方には申し訳ないがプロとしては失格だ。即刻お辞めいただいたほうが良い。ただ、その脚本でOKをだした監督もおかしい。と思ったらなんと夫婦なんだとさ・・・。

それでは前回の続きとして納得できないことを書き示していこうと思う。例によってネタバレなのでこれから観るという方は読まないで欲しい。
 

12.時間経過をまるで感じさせない

ヤマトの進む工程は1年近くかかるはずだ。なのに時間の経過はまったく感じない。これは逆に、相対性理論に基づいてのことを意図しているのだろうか。地球時間では10日経っているのに、艦内では1時間しか経っていないとか。いや、ワープの表現では背景の星なども普通に見えているので、単に表現するのを忘れていたというのが正しいだろう。
 

13.ワープは逃げるため?

危なくなったらワープで逃げるくせがあるな。そんなヤマトは格好悪い。ぼろぼろになりながらも人類の希望に応えるヤマトでなくてはなら無いと思う。逃げるなんて卑怯千万、なんの感動も生みださない。
 

14.捕獲した敵の演出

インデペンデンスディのもろパクリ。宇宙船の形も似ているし、人間に乗り移って言葉をしゃべらせるのもおんなじ。でも情けないほどヤマトのほうがチープだ。
 

15.へぇ〜地球人の体を乗っ取ることが出来るんだ。

日本語もしゃべっているし。まあ、インディペンデンスディでもしゃべっていたな。たしか。でも演出がしょぼい。目が光っているだけ(笑)
 

16.宇宙船内で銃を撃ちまくるのかよ。

味方に当たったらどうする。せめて統制ぐらいしろ。戦艦だから装甲は厚いのだろうけど、内部にだって配線などがいろいろとあるに違いない。限られた空気量だろうし普通は火気厳禁だろ。
 

17.ドラム缶を重ねて積んでいるのが見えたんですけど・・

敵の体当たり攻撃を艦体の回転でかわした時には、ミサイルなどをわざわざラチェットベルトで絞めていた。なのに、格納庫にはドラム缶が積んだままなんですね。というか22世紀末の宇宙船内にドラム缶かよ・・いったい何の油が入ってるんだよ。
 

18.何?この格納庫は。21世紀のフェリーですか?まったく宇宙船になんて見えません。

戦闘艦にはまったく見えない白い塗装や消火器に涙がでる。何なの?素人が映画を作ってるのか?
 

19.地球型の空気の中でも生きれるのなら、遊星爆弾の攻撃なんてそもそもいらないんじゃないの?

なんだか良くわからん。古代が体を乗っ取られた斉藤を銃で気絶させたらいきなりガミラス星人が飛び出してきた。一体何をしたかったのだ?
 

20.第3艦橋勤務は死亡フラグまるわかり

かわいそうに。死ぬ運命の人間に自ら説明させるなよ。全体的にせりふでの説明が多すぎ。ああ、きっと死ぬのかな、と思っていたら本当に死んでしまったのでびっくりだ。
 

21.敵の攻撃から避けるためのワープかよ

ワープ中に古代と雪はなぜか唐突にラブシーンだ。第3艦橋の6人を古代の命令により雪がミサイルを撃って殺したシーンの直後にだよ。なんだよ結局ツンデレかよ。しかも妊娠するし・・・古代の波動砲はどんだけ凄いんだよ。びっくりだ(笑)
 

22.イスカンダルとガミラスはコインの裏表って星そのものもかよ・・・

で、ワープアウトするといきなり目の前にイスカンダルだ。いくらなんでも近すぎない?14万8,000光年だよ。なんだか3日くらいしか建ってないような感じ。
しかもミサイルが飛んできたのでまたワープで逃げたらイスカンダル裏側で、そこはすなわちガミラスでしたって「ハア?」って感じ。
惑星に後ろと前があるなんてという発想には驚いた。バカバカしくて。惑星って太陽の周りをまわっているんじゃないの?小学生でも知っていることだ。何?このバカバカしさ。星に裏表があるなんていう脚本は、小学生の作文レベルじゃないか。
 

23.ガミラスへの降下作戦、自由降下でステルス性を発揮

って後ろからヤマトも突っ込んでくるのかよ。おいおいそのままなら地上に激突するぞ。そもそもワープって時間跳躍であって瞬間移動じゃないんだぞ。監督も脚本家もそんなことも知らないで映画を作っているのか。あきれて物が言えない。しかも、突入シーンはまさにスターウオーズのデススターに突入するシーンにそっくりだ。これも絶対にパクリ。
 

24.ガミラス地上戦だが、ガミラス人はカマキリの化身?

武器も持たずに走って突っ込んでくるガミラス人は、スペーストルーパーズのバグにそっくり。これもパクリだ。科学技術が進んでいるんじゃないの?ガミラスは。簡単に地球人の体を乗っ取ることが出来るのなら、最初からそうすればいいいじゃない?。たった10人ではそれくらいしかいないんだから。
 

25.アナライザーの変身にびっくり仰天

味方がみんなやられてしまいそうになって、アナライザーが格好良く登場するが、どこかでみた動き方だなあ。そうそう、マトリックスレボリューションで三船船長の乗っていた兵器とおんなじような動き。なんだマトリックスまでパクっているんだ。でもアナライザーは名前のとおり分析ロボットなんだからさぁ。あれは無いんじゃないの?

26.ガミラス本星

まあ、それならそれでいいけどさ。あれでガミラス本星は全滅したわけ?強大な艦隊を持ち、太陽系まではるばると責めてきたガミラスにしてはあっけないこと。スケール感も何も有ったもんじゃない。なんか、10人位で、1000人程度の敵を倒して、動力装置かなんか判らないものをお涙頂戴で破壊すれば敵が滅ぶわけ?はあ?って感じ。原子力発電所を1個壊したくらいでは国が滅ぶなんてありえないじゃないか。
 

27.あっという間に地球

まあ、雪が放射能除去装置になったのか。まあ、いい。でワープをしたらあっという間に地球が見えてきた。早いなあ。いったい何日かかったのだろうか。とにかく時間の経過をまるで感じさせないのは演出がダメだ。せめてひげを剃るシーンを入れる、戦闘服を汚す、カレンダーや時計をさりげなく写す、といった最低限のことやればいいだけなのに。
 

28.最後の敵

無事に帰還!と思ったらなぜか敵の主力が目の前に現れた。しかもデスラーが現れるのだが、これはターミネーターのリキッドメタルのような、あるいは水晶体のような、とにかく声だけはデスラーなのだ。CG的にはしょぼい。でなんだかよく判らなかったのだが、ガミラスは意識体?とかとデスラーがわざわざ説明してくれる・・・・。今までは正体不明の敵、ガミラスだったんじゃないの?しかも意識体なら地球の大気を放射能入りに改良した目的は何さ。人体を乗っ取ることも、結晶体で表現することも出来るのであれば、まるで意味が無いのですけど・・・。
 

29.さらばヤマト

デスラーを波動砲で撃ちたいが、波動砲口がドリルミサイルでふさがれていて撃てない状態のヤマト。それで古代は自爆を決意するわけだ。この下りはさらば宇宙戦艦ヤマトと同じだが、ラブシーンなどがくどくどと展開する。その間、敵はご丁寧に攻撃をしないで待っていてくれている。ありがたいことだ。で、古代が一人乗り込んで突入し、波動砲を発射して自爆し終了する。何の感動も無い、単なる監督のオナニーを見せられた気分のクソ映画だった。
 

30.西崎プロデューサーも草葉の影で泣いているのでは?

あまりにも酷い出来なので、西崎氏には観て欲しくなかった。それで事故にみせかけて海に突き落として殺したんじゃないの?とふざけて言いたくなるくらいの酷い映画。ヤマトの世界をぶち壊した功績だけが残るのだろう。
 

31.その他もろもろ

・ステルス、23世紀近くになってステルス機っておかしくない?

・宇宙服を着ないで真空に出ても死なない不思議。んで人口呼吸で復活ってか。

・コスモゼロの何の必要性も無い中折れ具合(笑)まさにマクロスのパクリだわ。

とりあえずこんな感じに受け取りました。面白かったという方もいるとは思いますが、私にとっては最低の映画として記憶に長く残ることでしょうね。

そうそう、今日から始まる「TORON legacy」を観にいかねばなるまいと思っています。

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12 12月

宇宙戦艦ヤマト実写版を観てきた(中編)

さて、いよいよ映画の内容に入っていきます。ここからはネタバレのオンパレードなので、これから映画を観る方は読まないほうが良いでしょうね。それと、これはあくまでも1ファンである私の個人的な感想で有って、他の方の感想を非難するものでは無いことを予め申し上げておきます。
 

まず、この映画につける私の点数は、20点がいいところでしょうか。これはとかくキムタクや黒木メイサなどの主役に注目が行ってしまいがちですが、そういう部分の評価ではなく、そもそも物語としての骨格が破綻しているということで、まったく感情移入できないし、そうせざるを得ないという必然性を感じられずに何故?何故?何故?と疑問だらけになってしまったからというのが理由です。
架空の物語だからこそリアリティが絶対に必要なのに、噴飯物の設定ばかりでは興ざめしてしまうのも仕方がありません。
 

以下に具体的に書き示そうと思います。
 

1.人類滅亡の縁にいるような状況で、軍のエースパイロットで、しかもその実兄は宇宙駆逐艦の艦長という立場の人間が、遊星爆弾の迎撃任務にて親がいたスペースコロニーを破壊してしまったことを理由に退役するのであるが、普通に考えればなお一層の敵愾心に燃えて敵と戦うと思うのが普通ではないか?

・これは島のセリフで語られるだけでイメージシーンは皆無。
・状況説明を登場人物のセリフに任せるだけというのは陳腐ではないか。
 

2.ヤマトへの乗組員を一般人からも募集するというのもありえない。この脚本家や監督は、素人を載せて戦争が出来るとも思っているのだろうか。せいぜい元パイロットや宇宙船乗務経験者であって、通常は各基地から集められた軍人の中から選抜されるはず。しかもそれは建造中の段階から準備されるはずだ。古代が元エースパイロットであればあるほど、真っ先に招集されるのでないか。

・行列しているのは10人程度だったが。
・しかも全然軍人らしくない奴ばかり。
 

3.軍隊のイメージは200年後であろうとも決して変わらないと思う自分としては、上官に対する態度や言葉遣い、命令不服従などは許されない行為であって、それが著しく物語のリアリテイを下げてしまっている。

・沖田〜!!と呼び捨てで叫ぶか?普通は。
・退役した古代はただのチンピラになっている。
 

4.人類としては未知のエネルギーを使う宇宙船なわけで、一度もテストも行われていないまま波動砲を使うことになるが、そういう緊迫感の欠片も無い。普通ならば失敗を恐れると思うのだ。

・マニュアルは読んだか?には吹いてしまった。
・マニュアルさえ読んでいれば誰でもいいのだろうか。
 

5.艦橋など、艦内のセットがチープすぎる。TVドラマなみのセットにがっかりした。まさに海上を航行する艦船のごとくだ。艦体のデザインは松本氏のデザインを用いるのであれば、艦内のデザインもなぜ松本氏に頼まなかったのか。CGにて制作して人物と合成することなどいくらでも方法はあったように思うがとにかくチープの一言につきる。一体どの口が超大作だと言っているのか。

・学芸会と書いている評価も目にしたがあながち間違ってはいない評価だ。
・DELLのキーボードをそのまま使うのはやめようよ。知恵が無いぞ。
・AEDって今のとおんなじ?200年後なのに?
 

6.艦内の営倉に古代が閉じ込められるシーンがあるが、200年後の未来の新造戦艦にこういう設備が有ることに驚いてしまう。しかもなぜか、機関長や軍医が酒を持って訪問し営倉入りにも関わらず酒盛りをするというリアリティの欠如はもはや救いがたい。

・鉄格子でわざわざ用意していることにびっくりだ。
・普通は独房として1室に監禁できれば良い。
 

7.全長500mを超える大戦艦である。乗組員のかずも相当いると思いきや、50名程度だったようだ。戦闘艇の整備だけでも1機につき数人必要とは思うが、それも考慮されていないらしい。燃料補給も発艦準備、回収、修理、整備といった後方部隊は存在していてもお飾り程度である。彼らは24時間寝ないで働くのだろうか。少なくとも1年の長丁場で厳しい過酷な毎日のはずだ。最低限2交代制でなければ安全に運行し、敵を撃破するなどは無理だろう。

・艦橋にいる人は一体いつ休んでいるのだ?
 

8.酒保(休憩所)のシーンでは、古代をはじめ戦闘部隊の面々が揃って酒を飲んでいるが、酔っているときに敵が来たらどうするのだ。基本的に酒のシーンは全面カットすべきだろう。こんなシーンをいれるからB級映画だと言われるのは分からないのだろうか。ヤマトの世界で唯一酒を飲んで許されるのは佐渡酒造だけだ。なぜなら彼は獣医だからだ。
 

9.ワープの表現のなんとチープなことか。人類史上初めてのワープという重厚感もハラハラドキドキ感もまったく感じ無い表現であった。さらっとしているというかなんというか。成功するのが分かっていたとしてももう少し表現の仕方があるとおもう。

・ワープとは何かの説明がなかった。ワープとは瞬間移動ではなく、時間の跳躍である。
・ワープの使い方に根本的な間違いがあった。(後述)
 

10.そうそう日本以外の他国はどうなっているのだ?アニメでは他国とは無線でのやりとりをしている表現があったが、このヤマトは日本が単独で戦っているイメージしかない。他国の状況にも触れるべきではないか。
 

11.派手に波動砲を打って敵のミサイルを迎撃し、地球防衛軍のモニターには煙の中から勇姿が見えてシーンが映しだされるわけだが、あの映像は一体誰がどこから撮っているのだろうか。少なくともその説明は全くなかった。監督も脚本家も手抜きなのか気がついていないのかわからないが、インディペンデンス・デイをパクったわりにはお粗末なかぎりだ。

・インディペンデンス・デイでは地上の装甲車に核攻撃の戦果を観察させている。
 

12.遊星爆弾を発射してくる前線基地はどうなったのか。アニメではガミラスの冥王星前線基地を叩くことによって遊星爆弾による攻撃を防いでから外宇宙に進出していったのだが、この映画はその点が曖昧だ。土星周辺で艦隊戦を行うくらいなのだから、敵の前線基地があると思うのが自然なのだが、それについては一切スルーされている。

と、ここまで書いて、まだ書きたいことの半分にもなっていないことに気がついた。
細かすぎる?まあ、そう言われるかもしれないが、ファンタジー映画と云えども見る者を納得させられなければ作品として失格だと思うのだ。

後編につづく

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12 12月

宇宙戦艦ヤマト実写版を観てきた(前編)

最近は毎日がとても忙しくて、なかなかブログが書けない状況でした。切羽詰っている仕事はもちろんのこと、子供の入院などもあって、公私共に超大忙しの毎日でした。

そのような状況で停滞していた本ブログにもかかわらずに、毎日大勢の方が遊びにきてくれています。本当にありがとうございます。これからも時々は更新していきたいと思いますので、たまには遊びにきてくださいませ。
 

さて、表題の件です。SF超大作であのキムタクが主演したと話題の「Space Battle  Ship ヤマト」を近くの映画館で観て来ましたが、その内容について書こうと思います。いや、今の想いを是が非でも書かねばなるまいと思いました。下手な文ではありますが、どうかお付き合いください。

この映画のベースとなっているアニメ判の宇宙戦艦ヤマトとの出会いは、私が小学校5年生のときの最初のTV放送に遡ります。
 

それまでのアニメは、主人公の操縦するロボットが次々と現れる敵ロボットを倒していくという単純なパターンが多かったように思いますが、このヤマトでは星間戦争という極めてスケールの大きな話でした。最新兵器にて構成された軍隊VS軍隊の戦いを描いていることや、さらには1年というごく限られた日数で、激戦に激戦を重ねつつ「放射能除去装置」を受け取り地球へ帰還する大事業をやってのけるというのは、まさに血沸き肉踊る「冒険活劇」と言っても良いでしょう。
 

特に魅力的だったのは、登場する兵器類のメカニカルデザインと登場人物のデザインでした。言うまでもなく、いずれも松本零士氏のデザインがベース(というかそのもの)であり、格好良いメカと美しい少女、崩れた顔のおっさんが、何の違和感もなく自然に溶け込んでいるその作風は流石だと思ったものです。
 

当時の私はややませていたのか、松本零士氏の戦争漫画シリーズが大好きで良く読んでいたのです。零戦や紫電改、97式戦車、空母や戦艦など、太平洋戦争を題材とした漫画ですが、この松本零士氏の描く兵器や兵士は実に魅力的でした。ただ、悲しいかな日本は敗戦国。飛行機は墜落し、艦は沈む運命です。儚い桜花のごとく散ってしまうシーンに、何度胸が打たれたことでしょうか。松本氏の描く日本軍の兵器には、このような悲しい思いが込められているようにも思えます。
 

そんな中で、日本海軍が空前絶後のスケールで建造し、1945年の沖縄特攻で3000人以上の兵士を巻き添えに海の藻屑と消えたあの戦艦大和が、なんと宇宙へ飛びたち、敵の主力を撃破して地球を救うという物語なわけです。しかもそのデザインは松本氏です。これで面白くないわけが無いのです。実際に自分は最初の放送を見た瞬間からファンになってしまったのでした。確か裏番組はアルプスの少女ハイジと、猿の軍団だったように記憶していますが、そちらを観ることは一度もありませんでした。

SF的な要素として光速を超えて進むことのできるワープ航法の登場も衝撃的でした。それを実現するための波動エンジンと、その波動エネルギーを敵に向かって一気に放出する波動砲という必殺の兵器もとても魅力的でした。
 

そして何よりも全編通して流れる音楽がまた素晴らしかった。主題歌はもちろん、各シーンで流れる音楽があれほど印象に残っているアニメは今でもそうそう見当たりません。

もちろんSF的な視点からはおかしなところはたくさんありました。でもドキュメンタリー映画では無いのです。悲しい兵器であるはずの戦艦大和が宇宙戦艦ヤマトとして蘇り、人類滅亡の危機を救うのです。実に痛快な話ではありませんか。きっと戦没した大和の乗組員達への鎮魂歌にも十分になっているのではないかと思います。
 

前段が長くなってしまいました。つまり、これだけの思いで今回の実写映画化を待っていたということをまずは知っていただこうと思ったわけです。今年の正月に実写映画化されるということを知ってから、かれこれ12ヶ月近くも胸を膨らませて待っていたわけですから。

そういう視点で、私のSpace Battle Ship ヤマトの感想を読んでいただけたらと思います。

つづく

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12 8月

ミッドウェイ 特別版[DVD]を見た

今年も終戦の日が近づいてきました。何か太平洋戦争物の映画が見たいと思い、レンタルしてきたのが[ミッドウェイ特別版]です。
 

日米が対決したあの太平洋戦争で、形勢が逆転する契機になったのが有名なミッドウェイ海戦を描いたもので、私が小学生のころに映画館でも見たことがある映画です。
 

ミッドウェイ海戦は、日本の正規空母4隻をも一度に失うという痛恨の出来事でした。同時に多くの熟練操縦士たちも失ったことで、手中にしていた太平洋の制海権を奪われてしまう原因となったのです。
 

敗戦の原因は米国による暗号文が解読されたということと、奢りにより敵情をおろそかにしたためと言われています。また、魚雷から陸上爆弾へ換装中に、偵察機より敵空母発見の知らせが届いたことで、再び魚雷への換装を命じるという判断ミスが致命的でした。甲板上に爆弾や魚雷が山積している状態のまま急降下爆撃隊の攻撃を受けて、赤城、加賀、蒼龍の3艦は葬り去られてしまったのです。

残った飛龍1隻で米空母のヨークタウンを大破させるものの、奮闘虚しく第3次攻撃隊の発進前に再び米軍機の奇襲を受け攻撃不能になってしまいました。
 

さて、見終わってからの感想ですが、映画の内容はともかくとして、字幕スーパーがあまりにも酷くてそれが気になってしまいました。
 

・魚雷戦闘機 ←雷撃機のこと?こんな言い方初めてみました。

・戦闘機が3隻 ←3機の間違いだよね・・・

・日本のパイロットが「山本に報告しろ」 ←いくらなんでも連合艦隊司令長官を呼び捨てなどしませんよ!

・曹竜 ←蒼龍だよね。

・曽根の偵察機 ←利根の偵察機・・・
 

その他にも山ほどの間違いがあり、酷いの一言です。日本語の誤訳や、言葉を知らないものが担当しているとしか思えませんし、チェック体制も全くできていないと思われます。レンタルとはいえ、見てくれる顧客をなめているのでしょうか・・・
 

リリースしているメーカーには猛省を促したいと思ってしまうとても残念なDVDでした。 

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14 6月

ハヤブサのドラマに感涙する

正直言って、どんな映画、どんなTVドラマよりもドラマティックでした。昨夜は動画中継等をみながら、感極まって涙すら出てしまう始末。日本人で産まれて良かった!と本当に思った瞬間でした。

 

おそらく、ただの機械をここまで擬人化して見ることが出来る感性を持つ民族って無いのではないでしょうか。

まさしくこのハヤブサには神が宿っていました。聞けば、管制室にも立派な神棚があり、毎日が神頼みだったとのこと。


艱難辛苦を乗り越えて、ハヤブサは60億kmを7年掛けて地球へ戻ってきたのです。最後の死力を振り絞って地球の写真を撮り、大事なカプセルを放出してそのまま大気圏に突入し燃え尽きるその姿は、まさに火の鳥「フェニックス」のように見えました。神々しいというのはまさにこのようなことを言うのでしょう。
 

本当なら回収してあげたいところですが、相当のスピードが出ているのでそれは無理なのだそうですね。その点だけが唯一残念に思ったところです。もっとも本来はカプセルを地球へ送り届けたあとは、新たな目標に向かって飛んでいく計画だったそうなので、もし、機体が無事ならこうして地球の大気圏に突入すると言う華々しい最後を迎えることは無かったわけで、それはそれで寂しい永久の別れとなったはずです。

こんなに素晴らしいドラマを見せていただいたハヤブサへ、そしてJAXAやメーカーの技術陣には御礼を言いたいと思いました。本当にありがとう。そしておめでとう。
 

それにしても納得できなかったのは、国内のマスコミの対応です。やはり生中継して欲しかったですよね。特にNHKはチャンネルを沢山持っているわけですし、公共放送の役割を担っているという意味では対応すべきだったでしょうね。
 

まあ、NHKにも都合があることなので仕方がありませんが・・。

あとはプロジェクトXのようなドキュメンタリー番組にて詳しく、そして感動的に放送してくれるのを心から待つことにしようと思います。

10 1月

「宇宙戦艦ヤマト復活編」を観た

あまり話題になっていないようですが10数年ぶりに復活した「宇宙戦艦ヤマト復活編」を観てきました。全然期待していなかったのですが、意外や意外、なかなか楽しめました。
 

正直言って観るべきがどうかかなり悩んだのです。なぜかというと、某掲示板などでの評価があまり芳しく無かったからなのですが、私は観て良かったと思いましたよ。
 

PIC00023.JPG

もし、下記の条件が揃っている方ならぜひ映画館で観てはどうでしょうか。
 

1.リアル世代であること(TVシリーズ以降のね)
2.SFやスペースオペラが好き
3.メカが好き
4.アニメが好き
5.戦争映画が好き
6.思考がやや右よりである
7.広い心を持っている(細かくない)

以上のうち4つくらい当てはまるのなら必見かもしれません(笑)
 

特にファーストヤマトをTVや映画でリアルに観てきた私のような世代では、例の美しいソプラノのメロディーや懐メロの嵐ですごく懐かしさを覚えます。その懐かしさにプラスして、今風のCGにより滑らかに動くヤマトや戦闘シーンの迫力や、アラフォーになった古代進の存在感、その表現方法が実に的を射たものになっているように感じました。
 

もちろん最後まで飽きさせない見せ場の連続もなかなか素晴らしいと思いましたよ。ストーリー上の疑問点や表現方法の疑問点もいくつかはありましたが(ここでは述べません)それはどんな映画にもあることですしね。

こんな感じで本当にしっかりとしたヤマトワールドが出来上がっていましたので、私のように迷っている人は、だまされたと思ってぜひ観てみましょう。レイトショーで支払った¥1,500は決して惜しくは無かったです。

で、次はキムタケ主演の実写版も製作中らしいですね。こっちのほうはどうなんでしょう。スタートレック的なドラマになるのでしょうか?それともお笑いになるのでしょうか(笑)

ま、あまり期待しないほうが楽しめるのかもしれませんね。

26 10月

沈まぬ太陽

今日(書いている内に昨日になったが・・)は法事だったが、24日から公開された映画、沈まぬ太陽をレイトショー(20:00〜23:20)で観ることにした。

山崎豊子原作で曰くつきの小説の映画化ではあるが、あの重厚なストーリーをどのような切り口で映像化したのかがとても楽しみに(気に)なっていたのだ。
 

あらかじめ10分間のインターミッションがあるのは知っていたが、やはり上映時間が3時間超えというのはとても長い。しかし、沈まぬ太陽を3時間でまとめるのもさすがに無理が遭ったのではないかというのが自分の感想だ。(好きな小説だからこそ厳しい評価になるのだ)
 

小説では1,2巻が、懲罰人事により海外の僻地を足掛け10年間もたらいまわしにされ、それが表沙汰となって国内に戻れることになるまでの話。3巻が例の墜落事故により遺族係になる話。そして4、5巻が会長室編で不正と戦う話と時系列に進むのだが、映画では冒頭から123便の墜落事故でスタートし、その間に回想的に過去の不当配転に至る経緯を挟むという編集方法で前半は進んでいく。
 

これだと確かにスムーズに御巣鷹山編を物語に組み込み易いのだろう。しかし、そのお陰で海外僻地勤務時の物語がとても薄くなってしまった。10年間も左遷されて僻地をたらい回しされたという印象が皆無なのだ。まあ、子供達がいきなり大人になっていることで、時間が経過したということはわかるのだが・・
 

確かに冒頭からいきなり泣かせてもらったが、個人的にはものすごくもったいない気がした。映画も小説と同じく時系列的な編集であればもっともっと感情移入が出来て泣けただろう。
 

旧組合の委員長(それも無理やり頼まれてだ)として、事故が頻発していることから待遇改善を求めたはずなのだが、その前後に起きた人為的なミスや怠慢により発生した墜落事故のことをまったく挟まなかったので、単なるボーナスアップを目的とした団体交渉にしか見えなかった。(これも演出としてはきわめて不味いだろう)

次いでテヘランから家族は日本へ帰国する便に乗り、自分はさらに遠くのナイロビ行きに乗る別れのシーン。
小説を読んだ時にはぐっと来た部分だったが意外にあっさりしていたのもとても残念だった。ここはアフリカ編のハイライトシーンなのだ。ここも子供が現地の学校に行くシーンや、現地の子供にいやがらせされるシーンなどの苦労話を挿入しないから、その妻と子供を見送るときの恩地が一体どういう思いだったのか、普通に見送った時とはどこが違うのかがわかり難く、どうしても感情移入が中途半端になってしまったように思えた。 
 

要するに、無理やりすべてを3時間に纏めたためにそれぞれのパートがみな薄くなってしまったという印象である。山崎豊子は反対したらしいが、やはり私は2部作にするべきだったと思う。恐らく小説を読んでいない人にとってはとてもわかりにくい映画になってしまったのではないだろうか。 それが少し心配である。
 

あとはネタばれになるとは思うが、飛行機のCGはすべてショボイ。もうちょっと頑張れなかったものか。なんだか10年前にもこれくらいのCGはあったぞ、と言いたいレベルだった。それからいい役者もたくさん出ているが、主役の一人、行天役の三浦友和は悪役という印象が薄いだけにちょっとイメージが合わないように思った。白い巨塔の財前役や今放送中の不毛地帯の壱岐正役が嵌まっている唐沢寿明のほうがはまり役だったのではないかと思う。決して三浦行天のすべてがダメというわけではないが・・まあ、私も映画は素人なので、あまり言い過ぎないようにしよう。
 

観て損はしない映画だと思うが、小説も読んでからの方がいいだろう。予備知識が無いと3時間は辛いかもしれない。

4 8月

息抜きのはずが・・・スカイ・クロラを観て鬱になる

一昨日の土曜日の夕方、本来ならば家族サービスをしなくてはいけないところであるが、連日の激務の疲れを取ろうと一人で映画を観にいった。
 

どれを観るかは予め決めていた。押井守監督のスカイ・クロラというアニメ作品だ。

原作があるそうだが読んだことは無く、TVのニュースでちらっと紹介されていたのを見て興味を持ったのだ。

特に、旧日本海軍が戦争末期に開発した震電という前後が反対になったような戦闘機によく似た飛行機が、空中戦をするシーンが印象に残り、どうしても見たいという衝動を抑えられなかった。


公開初日であったが、席に人はそれほどいない。まあ半分位の入りか。

上映が始まり、冒頭から空中戦シーンから始まる。格好の良いシーンが連続し期待が高まる。


主人公が現れる。なかなか興味あるキャラクターデザインだ。声優もはじめは違和感が有ったが、次第に慣れてくる。というより物語の全容が掴めてはじめてなるほどと納得できる。
 

なかなか興味深いストーリーで段々と物語に引き込まれていく。気が付くともうラスト10分位になっている。
それでだ、クライマックスのシーン・・・

見事なまでに期待を裏切る結末が待っていた。

ここに到るまでにはおぼろげながら世界観が判ってきただけに、自分はショックで呆然としてしまった・・

あまり書くとネタバレしてしまうので、この程度にしておくが、観終わった後に激しく鬱になってしまい、自宅に帰っても家族と会話もしたくないほどであった。
 

思うにこの映画は娯楽作品では無い。現実社会を写す鏡のようなものだ。

自分のように、理想と現実の間でもがき苦しんでいる者にとっては、主人公の思考内容が現実の自分を投影しているようで何故だか辛くなるのだと思う。
 

何を書いているのか自分にも判らなくなってきたのだが、この作品をアニメだと馬鹿にせずにぜひ観て欲しいと思う。観ることで、きっと鬱になったこの気持ちが判っていただけるだろう。また、自分はこの原作本を読んでみようと思った。恐らく2時間の映画にするには内容が濃いのだろう。小説であればもっとこの世界の事がわかるかもしれない。


それにしてもストレス発散のために観た映画でストレスが溜まるのは一体どういうことだ?この、押井守監督の作品はスカッとするようなものが無い。だから好き嫌いがはっきりするのだと思う。
 

最後に、この映画はエンドロールの後にもシーンが有るので席を立ったないように。

以上。

15 7月

クライマーズ・ハイ

クライマーズ・ハイは、横山秀夫の作品で、1985年8月12日に群馬県の御巣鷹山に墜落し、乗員乗客512人が亡くなった日航機墜落事故を取材する地元新聞社の記者の、様々な心の葛藤などを描いた小説である。

2005年にはNHKのドラマ(主演は佐藤浩一)にもなっていたが、今年は新たに堤真一が主演となって映画化された。


事故当時、自分は18歳の若者であったが、その3日前に羽田→千歳の便に乗っており、運が悪ければ犠牲者と同じ境遇になったのかと、とてもいたたまれない気持ちになったのを今でも昨日のことのように思い出す。
 

このドラマでは、事故原因の大スクープを巡っての葛藤、子育ての葛藤、事故で家族を亡くした遺族の手記を掲載についての葛藤と、様々な壁にぶつかる主人公が、序々にクライマーズ・ハイの状態になっていく過程が描かれている。
 

クライマーズ・ハイとは、登山時に興奮状態が極限まで達した際に、恐怖感などが麻痺してしまう状態のこと。これは別に登山者だけに限らず、実はてんぱった時には人間誰もが脳内にエンドルフィンが分泌され、気分が高揚するのだそうだ。いわゆる脳内麻薬が出ている状態をこう呼ぶのであろう。
 

ま、その事は置いておいて、2度とこのような大惨事が起きないように航空各社は運航の安全管理を怠らないで欲しいものだ。特に日本航空は戒めとして、山崎豊子の沈まぬ太陽のドラマ化に協力してはどうだろう。イメージダウンよりは、むしろ事故に向き合う姿勢が評価されてイメージアップに繋がると思うのだが。
 

各種の偽装事件、公務員の不祥事等がマスコミに叩かれる理由は共通している。すべてが隠蔽工作をするからなのだ。潔く事実を公表し、きちんと謝罪し、責任を取るという当たり前のことが出来ていないためだ。

日本航空は企業体質等の問題が有ったにせよ、誰も落とそうとして飛行機は飛ばしているはずは無いと信じる。予期出来たかどうかは別として、直接の原因はボーイング社の修理ミスが原因だったのであるから、広義で捉えるのであれば、当時のJALもまた被害者の一員であるのも否定は出来ない。
(一部では再調査を望む声もあるらしいが・・)
 

ということから、沈まぬ太陽のドラマ化は、日本航空の贖罪となることは間違いない。ぜひドラマ化を、それが無理であれば映画化を図って欲しいと思わずにはいられないのである。
 

JAL123便が墜落してから来月で23年目を迎える。2度とあのような大惨事が起きないことを心より望む。

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