さて、さっそくkobo touchで本を読んでみました。っとその前に電子bookを買わなければいけません。一応、無料で読めるものもあるにはあるのですが、そのほとんどが青空文庫であって、楽天側で用意したものではありません。

青空文庫を読むのなら、携帯やスマホに無料のアプリがごろごろしていますので、kobo touchを使う意味はあまり感じられません。強いて言えば携帯よりも画面が広いのが利点と言えば利点になるのでしょうか。

ということで私が気になった点を書いておきましょう。何かの参考になるかもしれませんので。

★気になること

1)筐体枠と画面の段差

枠と電子ペーパーの段差が意外と気になります。指で画面の端をなぞる際につっかかるのです。出来ればフラットにして欲しいですね。まあ、コストの問題であることは理解しますが。

2)Einkの反応が鈍い

ページ送りなどが失敗して、何度もホーム画面にまで戻ってしまうのです。実際の本を手からすべり落としてしまったような感じでとても嫌なんです。興ざめしてしまいますよね。

3)漫画は文字が小さすぎる

一応、ページを拡大したり出来るのですが、コマ間の移動時に画面が白黒反転してしまうのでチカチカします。かと言って、ページ全体を表示すると本当にフォントが小さく、私のような老眼鏡を必要とする者には非常に酷な感じです。チカチカしながら見るか、老眼鏡をかけながら見るかの選択を要求されてしまうようです。で、ページ送りがスムーズでは無いのですから、非常にストレスが貯まります。

4)画面のリフレッシュ時のチラつき

上でも書きましたが、ページ切り替え時のチラつきが生理的にとても嫌です。気にならない人は気にならないのかも知れませんが、私のように目が弱って来ている人には辛いと思います。
裏メニューのブラウザでは、リンク先を読みに行くだけでデータのロード中はずっと白黒反転が続きますので、自分の目の方が白黒してしまいますよ(笑)

5)本の値段が高すぎる

試しにマンガデータを買ってみましたが、みんなえらく高いのです。この値段なら私は普通の本を買うでしょう。電子ブックが普及するためには、紙の本の値段の1/5程度であるべきと私は思います。読後に中古本として流通させることが出来ませんし、他人に貸すことも出来ません。紙代も印刷代も掛かっていないのですから、通常で1000円の本なら、300円程度が適切な価格と思います。紙の本とほとんど変わらない料金レベルなら論外でしょうね。
音楽なんかはCD1枚1000円が、200円程度になっているからこそ普及しているのです。B面の曲なんていらない場合が多いですからね(笑)

6)やっぱりカラー画面が欲しい

モノクロも味が有って良いのだけど、ブラウザでWEBページなんかを見ますとちょっと情報量が足りない感じがします。やはり写真などはカラーで見たいですね。まあ、これも価格の問題なので難しいかもしれませんけどね。

7)ブラウザ等がなぜ隠しメニューに

本体設定のその他メニューの中に、3つのアプリケーションが隠されていました。
スケッチソフトとゲーム(数独)、そしてブラウザです。
どうどうとデスクトップにメニューを配置しなかったのはどうしてなのかな。これらメイン機能では無いという意思表示なのかもしれませんが、であればそもそも乗せる必要が無かったようにも思います。

8)本体もやっぱり高い

完成度の面でみるとイマイチ感が強いですね。これであれば、5000円以内が妥当な価格では無いでしょうか。
データの販売で稼ぐビジネスモデルでしょうから、端末は安いほうが良いはずですしね。

★結論

今回は面白半分で買ってみただけなので、日常的に使うかと言われれば使わないでしょうね。
使用感としてはとてつもなく使いにくいです。年配の方や、普段からPCを使っていない方に、使いこなせる人はまずいないんじゃないかな(笑)
買われる方は、ぜひその点を理解した上でどうぞ。