一昨日は鹿児島からはるばる来られていたGS社F社長と会食をした。F社長がカバンから颯爽と取り出したのは今流行りのiPadだ。
 

お、ここにもiPad信者が!(笑)と思っていたら、実はF社長も私と同じく各社のデバイスが出揃うまでは模様眺めとすべき、という考えの持ち主だった。また同席したX社のY氏もまた同様の意見。
 

早速、iPadで自宅探索を行うと、F社長のご自宅もY氏のご自宅も、ついでにスナックのママや店のアイドルEちゃんの自宅もばっちりとストリートビューで表示された。
 

ママの自宅とEちゃんの実家はマイカーまでもが写されていることを知って本当に驚いていた。「iPadすごーい」と大ウケだったわけなのだが、これはiPadが凄いというよりGoogleMapやストリートビューが凄いんだよなぁと思いつつ、それらのインターフェースの秀逸さには舌を巻くしか無かった。
 

これってスナックやパブに常備しておけば本当に遊べそうだ。ただ、flashに非対応というところで見たいHPが表示出来なかったのにはどうしても不満が残ってしまう。
 

この手のデバイスで、web閲覧やGoogleのサービスを活用したいということであれば、そのopenさではAppleとは比較にならないGoogleのAndroid搭載機の方が個人的には魅力的だと思っている。

開発環境も使い慣れたwindowsのほかlinux版やMac版まで提供されているからだ。もちろんflashにも対応する。無論andoroid側はもう少し洗練しなければならないとは思うが、Andorid2.2ではかなりの速度が出ていると聞くのでこれも時間の問題だろう。

 

で、私が面白いなあと思うのは、このように本来はライバルであるはずのGoogleのサービスをiPadでも提供しなければiPadの商品力が激減してしまうということだ。(GoogleMapやGmailが使えなければ果たして一体誰がiPadを使うだろうか)

つまりはiPadの成功の裏でgoogleに運命を握られていると言っても過言ではないわけだ。もちろんAppleが対応サービスを他で用意できれば話は別だが。
 

それにしてもなあ。

ここまで海外のソフトウエア製品に振り回されてしまうなんて国内のPCメーカーもITベンダーも情けない限り。技術力はあるのにそれをビジネスに出来ない。TRONが潰された辺りでこうなる運命だったのだろうか。本当に残念だ。
 

ちなみに、我家だけはストリートビューがまだ来ていないので未だに表示出来ないのであった・・・
航空写真でも微妙に雲の下に隠れている・・。