私のお客様から「CD-Rだと枚数が9枚にもなるのでDVD-Rで提出してもいいのか?」という問い合わせがありました。きっと同じようなことで悩まれている方も多いと思いますので記事にします。

まず、国交省H20年5月の基準(案)では、受発注者間の協議によりDVD−Rでの提出も認められています。(P26
そして、その場合の条件として、特定のシステムに依存しないこととUDF形式とすることが謳われています。

それでは、使用できるDVD-Rのタイプはご存知でしょうか?

実は、DVD-Rのタイプや容量についての説明は、基準(案)にも運用ガイドライン(案)にも、どこにも言及されていないのです。唯一関連する項目としては、国総研Q&AのC-292 でしょうか。

一応、電子納品で利用できるDVDを表形式でまとめてみました。

タイプ

容量

電子納品利用

理由

 備考

DVD-R

4.7GB

 

データDISC用

DVD-R DL

8.5GB

×

片面2層記録対応ドライブが必要

データDISC用

DVD-RW

4.7GB

×

データの書き換えが可能

  

DVD-RAM 

4.7GB

×

データの書き換えが可能、一番長持ちする

カートリッジ入り

DVD-RAM

9.4GB

×

対応ドライブが必要、レーベルの印刷不可

両面記録タイプ

DVD+R

4.7GB

×

表示名が違うため

 

DVD+R DL

8.5GB

×

表示名が違う、片面2層記録対応ドライブが必要

 

DVD+RW

4.7GB

×

表示名が違う、データの書き換えが可能な為

 



※1 RW Rewritable 
※2 DL Dual Layer  

と、このようにたくさんの種類がありますが、使用できるのはあくまでもDVD-Rの4.7MBデータディスクとなりますので覚えておきましょう。

■+と−の違い

−:DVDフォーラム
+:DVD+RWアライアンス

※DVD+RWアライアンスは、DVD-RAM対応の開発においてPanasonicの特許を利用する必要があり、それを嫌った企業が同調して発足したとされています。


【再生可能なDVDドライブ】

最近のPCに装備されているマルチドライブであればどれもほぼ問題なく読み書きが出来ますが、中には対応していないものもあるのでメディアを購入する場合は気を付ける必要があります。

【提出データを出力する際の注意事項】

DVD-Rは4.7GBの容量を持っていますから、提出データも4.7GB分で出力してしまいますと、すべての書き込みが終わらない内に容量オーバーしてしまう場合があります。

これは、容量の計算方法が↓の表の通り、パソコンとDVDメディアでは異なるのが原因です。

■計算例

単位

パソコン上の容量

DVDディスクの容量

B(バイト)

4700000000

4700000000

KB(キロバイト)

4589843.75

47000000.00

MB(メガバイト)

4482.26

4700.00

GB(ギガバイト)

4.37

4.70



(小数点以下一部切り捨て)

パソコン上で、4.7GBと表示されているデータ(フォルダ)は、DVDディスクの計算方法では約5.05GBとなり、4.7GBのDVDディスクには入りません。

※参考 三菱化学メディア株式会社



したがって、DVD-Rを使って電子納品データを納品する場合で、データ容量がPCで4.4GBを超えていた場合には注意が必要ということになります。この場合は、DVD-Rを2枚にするか、工事写真を少し減らすなどしましょう。

ということで、これから電子納品データを提出される皆様、最後まで気を抜かずに頑張りましょう。