調子の悪い外付けHDDがありました。メルコ(現バッファロー)のDSU-GT40GHという製品で、40GBのものです。

かれこれ購入してから8年くらいになるでしょうか。 時々からーん、ころーんというおかしな音がしていたので、壊れたんだろうと使うのを辞めて、引き出しの奥にしまっていたのですが、つい他のPCのデータをバックアップ取る際に、このHDDがあるのを思い出して使ってしまったのです。
 

久しぶりにPCに接続しますと、全く問題が無く使えそうな感じでした。結局はこれが間違いの元になるのですが、「これなら大丈夫!」と早速バックアップコピーを実施し無事に完了。その後、元PCのHDDをフォーマットを掛けてOSの再インストールを実施しました。

さて、いよいよデータを元に戻そうと思った時に事件が起きました。
 

そうです。この【DSU-GT40GH】は悲しいことにうんともすんとも言わなくなってしまったのです。


あれ?おかしいな・・

すぐに他のPCにも接続してみます。やはり動かない。ケースからHDD本体を抜き、USB変換ケーブルで接続してもダメ。


もう顔面は真っ青です。なぜなら、このHDDには、昨年6月から今年の4月までの大切な家族写真のデータがぎっしりとコピーしてあるのです。しかも元PCはFDISKの後にフォーマットし、OSまでインストールしてしまっています。
 

そこで、GT40HGをキーワードで検索してみますと、次のサイトが見つかりました。

http://www.data-salvage.co.jp/blog/2004/02/mpg_mpg.html



(上記より抜粋)

富士通社製不具合ディスク MPGシリーズについて


富士通社製ハードディスクでの不具合は、高温多湿の使用環境で、長時間使用した場合、ハードディスクが電源投入時に起動不良を起こしたり、稼動中のハードディスクが認識されない等の現象が起こるというもの。

対象モデル
MPG3102AT / MPG3102AH
MPG3153AH
MPG3204AH-E /MPG3204AH /MPG3204AT
MPG3307AT / MPG3307AH-E
MPG3409AH-E / MPG3409AT

その他


バッファロー社製(メルコ社)ハードディスク
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http://buffalo.melcoinc.co.jp/qa/hd/b2970060.html
2001年2月から10月にかけて製造した次の製品の一部が該当されるそうです。
 DBI-UV20GT2 DBI-UV40GT2 DBI-UV8.4GT2 DBI-N20GT DUB2-GT40G DUB-GT20GH
 DUB-GT40GH DUB2-GT40G/P DIU-GT40GH DIF-GT40G DSU-GT40GH DSC-GT40G
 DSC-U20GTV DSC-U20GTV/USP




なんということであろう。どうやら、不良のHDDが使われていたらしい。そこで、型番を確認してみると、見事に富士通の問題HDD、【MPG3409AT-EF】が使われているではないか!
 

MPG3409AH-E


MELCO DSU-GT40GH ハードディスク
壊れたDSU-GT40GHからHDDを抜いたところ


次は、バッファローのHPを参照しにいくと・・・。あった!

「HDD不具合のお知らせ」
http://buffalo.jp/qa/hd/b2970060.html


2002年9月27日より実施いたしておりました
 上記「株式会社バッファローハードディスク製品窓口」でのご交換対応は、
 2003年11月末日で終了いたしました。

 2003年12月1日以降は、本件に関しまして、
 修理センターで通常修理(保証期間を過ぎた場合 有償扱い)として承っております。

    
■修理センターについてのご案内

 ※修理内容により、修理料金が異なります。修理センターにて製品を拝見し、
  お見積を発行しております。予めご了承の上ご送付ください。



なんだ、2003年末までは交換してくれたんだ・・・全く知らなかったなぁ・・orz

更に検索すると、出るわでるわ・・

http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Cupertino/6708/fujitsu_list.html
http://www.geocities.jp/le_grand_concierge/_geo_contents_/Fujitu/MPG3409AT.htm#MPG3409AT

中身はいわくつきのHDDだったのですね・・・・orz。
 

問題のシーラスロジック製のチップ
このシーラスロジック製チップの足のどこかが短絡しているのが原因らしい
 

 http://www.ne.jp/asahi/blue-sky-jp/norrie/FUJITSU_MPG3409AT_EF.htm

修理の方法は↑のサイトを読むといくつかあることがわかりました。
 

A)ディスクコントローラチップを良品のものと交換する方法2種類
 A−1)ディスクコントローラ基板を良品のものと一時交換する方法
 A−2)ディスクコントローラチップを良品のものと交換する方法

B)ディスクコントローラチップ自身を修理する方法(3種類)
 B−1)プローブ修理法(ここで紹介した、デンドライトを電流で切断する方法)
 B−2)機械的方法でデンドライトを切断する方法(詳しく分類すると2種類: 熱風法、乾燥/冷却法)

C)ソフトウエアでHDDを修理する方法


うーん、どれもなかなかハードルが高そうです・・が、B−2の熱風法であれば、自分自身でもなっとかなるかも知れない!ということで、ダメ元でチャレンジしてみようと思っています。

さて、無事にデータが読み出せるようになるのでしょうか・・
とりあえず結果についてはそのうちに記事にしたいと思いますので、乞うご期待!