先日、帯広のパートナー様へ訪問した際に、中札内村の「花畑牧場」まで連れて行っていただいた。ここの売りは何と言っても、あのTVタレントとしておなじみの“田中義剛氏”が経営しているというところだろう。
氏は青森出身だが、若いときから牧場経営が夢で、北海道江別市にある酪農学園大学に入って学び、その後も芸能活動を続けながら資金を貯めるという一般人には決して真似が出来ない方法で、この十勝管内の中札内村に牧場をオープンさせた。
これだけなら、北海道での田舎生活に憧れた人と言われて終わりだったかもしれないが、氏の凄いところは、ここで採れる新鮮な牛乳を使った「生キャラメル」という従来に無い、全く新しい発想による商品開発を成功させ、これを大ヒットさせたところだ。
芸能人としての田中義剛氏はあまり詳しくは知らないが、実業家としての田中義剛氏の成功は、北海道に住む身としては、やはり羨望と尊敬の念で見てしまうのである。
北海道の人間にはやはりこういう企業家精神が決定的に不足しているのだと思う。その結果が、公共工事に依存した経済であり、また、安価な労働力の提供しか出来ない産業構造になっているのだろう。
進出が続くコールセンターや自動車産業も、結局は安価な労働力狙い以外の何物でも無く、役所や大企業からの下請け構造から脱却することは、従来の発想のままではなかなか難しいことなのだ。
氏の成功によって勇気付けられた農業関係者もきっと多いことと思う。ぜひこれからも頑張って欲しいと思わずにはいられない。この花畑牧場の成功は、中札内村にとっても大きな励みになるのは間違いないだろう。第2第3の田中義剛が道内から生まれてくることを期待したい。
場所はこちら
Comment
「なんで花畑牧場の土産は無かったの?」とテレビの前で言われました。
だって、知らないもん!
北海道の食べものはテレビなどで結構放映されており、有名なものを捜し歩いたらキリが無いですよね。
ほとぼりが冷めたころ、また北海道に行き探索します(笑)
学生時代の友が、田中氏と交流があって、始めたころに少し話を聞いてました。
当時は「失敗するんじゃないの。酪農はそんな簡単じゃないよ」という声が圧倒的でした。
人間、やっぱり目標とか夢を持つことが大事ですね。
私も何かやりたいですが、「これをやりたい」とう気持ちじゃないと、ダメでしょうねえ。
TVに取り上げられてからブレークしたみたいですもんね。自分は恥ずかしながら全く知りませんでしたよ。
7月の建ブロサミットでお土産に持っていければいいのですが、要冷蔵なんですよねぇ・・
夢を追いかけるのって並大抵の努力をしなければ難しいですよね。
それを田中氏はこのような形実現してしまったところを尊敬しています。
そのやりたいことを明確にできるかどうかなんでしょうね。漠然としたままでは漠然とした結果しか出ないのかもしれません。
私は今のように有名になっていない数年目訪ねた事があります。
田中義剛氏の苦労話はその通りですね。
入植当時は地元との苦労もあったと聞いています。
※新千歳空港店の記事をTBさせていただきました。
帯広空港から車で20分程度のところでしたよ。牧場というだけあって、馬や豚と触れ合うことも出来るようになっていました。
平日なのに、それなりに人が来ていましたよ。次回は家族を連れていきたいです。
コメントする