工事写真の改ざん問題発覚以降、日本全国で写真の日付チェック等が行なわれるようになっているようですね。

さて、昨日私のお客様から、「監督員から、撮影年月日とEXIFの撮影日時、そして、ファイルの更新日時の一覧表を提出するようにいわれたのだけど、どうしたらいいだろう?」とのご質問をいただきました。


なるほど、それではまず監督員さんのおっしゃっている意味を理解しなくてはなりません。

キーワードは次の3つです。

【撮影年月日】
写真管理ソフト側で入力する日付情報。OUTPUTは、「PHOTO.XML」に記述されます。
(デジタル写真管理情報基準(案)では必須項目)

【EXIFの撮影日時】
デジカメに設定されている年月日時分が、自動的に写真ファイル(JPEG)に埋め込まれた情報。OS標準のエクスプローラーで詳細の設定する、あるいはEXIF表示機能付きの画像ビューア等で表示することが出来る。

【ファイルの更新日時】
通常は、写真撮影が行なわれ画像ファイルとして記録メディアに生成保存された際に、自動で付けられる年月日時分情報。この更新日時情報は、標準のエクスプローラーでも確認することが出来る。通常のファイルコピー操作では、更新日時もそのまま継承するが、ネットワークを介してのファイルの移動操作を行なった場合には、更新日時情報が移動した日時になってしまうケースもある。

このことから正しく写真管理業務が行なわれている場合は、いずれの年月日情報もすべて同一になるわけです。もし、この年月日時分が異なっていたり、EXIF情報が欠落しているということであれば、何らかのイレギュラー操作が行なわれた可能性があるということになります。

そのため、監督員からは上記を確認するための資料として、日付情報を網羅したファイル一覧表の提出が求められたのでしょう。


提出前に、CALSMASTERでしっかりとチェックもしているし、エラーが無いのは確認済み、でもそんなリストをどうやってを作ったらいいの???かわいそうにこの代理人さんはすっかりと困ってしまったわけですね。

それでは早速解説しましょう。「現場編集長CALSMASTER」をお使いの方は、以下の方法で対応することが出来ます。もし、お使いでない方も、無料で使える「CAKSMASTERフォトXMLビューア」をダウンロードして入手すれば出来ます。
(残念ながら単体ではDL出来ません。CALSMASTERそのものをDLしてください。DLはこちらから。CALSMASTERをインストールするとランチャーから起動することができます)
 

<撮影日付一覧表作成手順>

(1)「CALSMASTERフォトXMLビューア」を起動しましょう。

(2)リストを作りたい提出データのPHOTO.XMLを読み込ませます。
 

CALSMASTERフォトXMLビューア
PHOTO.XMLを読み込むとこの様になります。(サンプルデータを使っているので写真枚数は少なめですが)


(3)ファイル(F)/写真情報のCSV出力(D)を実行します。

CALSMASTERフォトXMLビューア2


すると以下のダイアログが表示されますので、画面の通り、「シリアル番号」、「写真ファイル名」、「写真タイトル」、「撮影年月日」、「Exif撮影日時」、「更新日時」を出力項目に追加し、出力(O)ボタンをクリックしましょう。

写真情報のCSV出力ダイアログ


(4)あとは、CSVファイルをエクセルなどの表計算ソフトで開き、整形すれば完成です。

写真の日付情報一覧表


以上です。察しの良いかたはもうお気付きとは思いますが、受注者側でこの作業をしても果たして有効かどうかが実は問題なのです。なぜなら、エクセルのファイルですから、日付の修正は誰にでも簡単に出来てしまいます。これでは全く意味がありませんよね。受注者のデータをチェックするという意味では、本来監督員側でこの作業を行なうほうが望ましいでしょう。


従って代理人さんは、エラーの無いデータを作成することさえ心掛けておけばよく、監督員さんが、受注者から受け取ったデータを、上記の要領で一覧表を作成するのが良いと思います。これだけでもエラーの有無は一目瞭然ですし、悪質なものは十分に排除できるでしょう。

どうしても厳密にチェックをしたい場合には、写真改ざんチェック専用のソフト※(開発:ダットジャパン、販売:ヤマイチテクノ)も市場にありますから、それらのソフトを用いることをお勧めします。
※官公庁向けのみで受注者向けには販売しておりません。


以上です。ご参考になりましたでしょうか?
まぁ、基本としては写真には余計なことを一切しないでおきましょう!ということですね。
あとはデジカメの日付設定は始業時にかならずチェックしておきましょう。

では頑張ってください!