昨日は、盆休みの最終日。
親戚から招かれ、三笠市の花火大会に行ってきました。

三笠市は過疎化と高齢化が進んでいる、人口はわずか11,927人(H17年調べ)の道央の小さな市です。
この三笠市のHPを見ながらいろいろと考えてみました。
 

<三笠市の財政状況>
http://www.city.mikasa.hokkaido.jp/hotnews/hotnews_view.html?id=174
 

上記のリンク先にあるPDFを見てみました。まず、財政力指数は0.199、つまり市で必要とする資金のうち、自前で用意できるのは2割にも満たないというわけで、その不足分である8割は、地方交付税交付金に頼っていることがわかります。
 

次に、経常収支比率ですが、104.3%となっており、すでに財源だけでは、人件費や公債費の支出でさえ、赤字になっており、運営が厳しくなってなっていることがわかりますね。
 

そして、実質公債比率ですが、26.3%となっています。この数字は、市の単独事業における地方債の発行も制限される25%を超えており、極めて脆弱な財政状況であることがわかります。

ちなみに財政破綻した夕張市では、上記の数字は以下のようになっておりました。
 

<夕張市の財政状況>
http://www.dolphin.co.jp/hpr/yubari/zaisei/index.html

この中のPDFを見てみましょう。

・財政力指数:0.23 ・・あれっ?夕張のほうが三笠市よりも高い?
・経常収支比率:125.6% ・・やはり借金が重く圧し掛かっていることがわかります。
・実質公債比率:28.6% ・・三笠市より悪いのは当然でしょうね。
 

ただ、こうしてみますと、三笠市もかなり厳しい状況なのは一目瞭然です。

山間で、農地も少ない夕張と同じ旧産炭地三笠市の活性化は、観光資源の活用+企業の誘致しかないのでしょうか。救いは、岩見沢に比較的近いということで、夕張市よりは就業先が多く、若年人口の流出には一定の歯止めが利くということでしょうか。また、近年にはAEONスーパーセンターの進出もあり、比較的都市圏と同じレベルの生活は確保出来ているように思います。(その一方で市街地の商店は厳しいようですが・・)
私も幼い一時期に祖母の下で暮らした町ですので、ぜひ知恵を出して頑張って欲しいと思っています。

ということで、花火大会です。

夕方、まだ明るさの残る7時から15分程度でしたが、大変に美しい打ち上げ花火を楽しむことが出来ました。総数で約500発程。幾春別川の堤防が鑑賞場所で、沢山の方が集まりました。
 

三笠の花火


携帯のカメラなのでこれが限界。
花火の後は、中央公園で仮装盆踊り大会を見物しました。こちらも三笠にはこんなにも人がいるのか!と思わず思ってしまうぐらいの人手で賑わっておりました。特に意識したわけではないのですが、浴衣を着た素敵な女の子が多かったように思えました。ひょっとすると三笠市は美人の産地?なのかもしれませんね。



この花火大会&お祭りが終われば、一雨ごとに秋の気配が漂ってきます。
北海道の束の間の夏は足早に過ぎ去ろうとしているのでした。